クラシックギターについて解説します。

クラシックギター

クラシックギターとは、電気を使わない「アコースティックギター」の一種です。

 

クラシックギターは、別名「ガットギター」「スパニッシュギター」とも呼ばれます。クラシックギターは、昔はガット(羊などの腸から作った紐)が張られていましたが(これが「ガットギター」の名前の由来)、現代ではナイロン弦を使ったものが主流です。

 

クラシックギターの弦は、基本的にすべてナイロンですが、ナイロン弦とスチール弦が半分ずつ使われているように見えます。このスチール弦に見える弦も、実はナイロン弦。200本ほど束ねたナイロンに細い銀メッキの銅線を巻いた「巻線弦(まきせんげん)」と呼ばれるものです。

 

クラシックギターのネックはフォークギターのそれよりも若干太くなっており、ボディは少々小型です。また、フォークギターとは違って、ピックは一切使わず、指だけで弾きます。クラシックギターはその構造と奏法から、フォークギターよりも柔らかい音色が出るため、クラシック音楽において多用されます。

クラシックギターの歴史

クラシックギターは、現存しているギターの種類の中では最も歴史の古いもの。フォークギターもエレキギターも、このクラシックギターから派生したものです。

 

クラシックギターの歴史は数千年前まで遡ります。古代エジプトやメソポタミアでは既に弦楽器が使用されていたことがわかっています。

 

クラシックギターの直接の祖先となったのは、西アジアの弦楽器。これが中世にヨーロッパにわたり、リュートやギターなどになりました。リュートのほうは18世紀には徐々に廃れてしまいましたが(現代は古楽器として復活しています)、ギターはスペインでさらなる発展を遂げます。

 

クラシックギターがほぼ現在のような形になったのは19世紀のこと。スペインのギター制作家、アントニオ・デ・トーレスが、クラシックギターを完成させました。このトーレスのクラシックギターは、その後、かの有名なタルレガに愛用され、当時大分衰退していたギター熱が復活することになりました。

 

クラシックギターは、その後もセゴビアやイエペスといった巨匠たちによって世界中に広まり、現代に至っています。

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