カントリーブルースとは
カントリーブルースとは、ブルースの初期の形態の一つで、19世紀後半にアメリカ南部で生まれたものです。
カントリーブルースの基本スタイルは、アコースティックギターの素朴な弾き語り。これはラグタイムなどのピアノをギターで真似ることから始まりました。そしてギターの奏法も、フィンガー・ピッキングやスライド・ギターなど、多種多彩。
とはいえ、カントリーブルースにおいては、ギター以外の楽器とのアンサンブルやデュエットを行うケースも多いです。
カントリーブルースの黄金時代は1920〜30年代。そして戦後のアメリカの音楽シーンにおいて、ロックやR&Bといった魅力的な新ジャンルが数多く誕生する中で、カントリーブルースの人気は衰退していきました。
しかし1960年代のフォークのリバイバルブームにおいて、カントリーブルースは再び脚光を浴びます。この時期には、優れた録音もたくさん収集されました。その後も、カントリーブルースはライ・クーダーなどによって世に紹介されるなど、現代に至るまでその命脈を保っています。
カントリーブルースのアーティスト
カントリーブルースは、その名のとおり、19世紀末のアメリカ南部の田舎の黒人たちの間から起こった、「田舎のオヤジの鼻歌」的ブルース。
カントリーブルースは、ロックのような派手さはありませんが、そのアコースティックで素朴な響きは、現代でも多くのファンを魅了しています。
カントリーブルースが流行ったのは戦前のことですが、多くの名アーティストを輩出してきました。これらの録音の多くは、現代でも聴くことができます。
カントリーブルースの名手たちの例としては、
ブラインド・レモン・ジェファーソン
サン・ハウス
スキップ・ジェイムス
ロバート・ジョンソン
ブラウニー・マギー
リード・ベリー
ライトニン・ホプキンス
ブラインド・ブレイク
ジョージ・カーター
ブラインド・ウィリー・マクテル
チャーリー・パットン
ブラインド・ボーイ・フラー
といった人たちが挙げられます。
カントリーブルースのアーティストには盲目の人も多かったようで、「ブラインド〜」という人もよく見受けられます。