音楽の豆知識を紹介します。

音痴とは

音痴とは、辞書的には、「正しい音の認識や記憶、発声ができないこと。また、そういう人(広辞苑)」ということになっています。しかし一般的には、音痴は特に正しい音程で歌が歌えないこと、もしくはそういう性質の人を指します。

 

 

音痴は、学術的表現を使うと、「大脳の先天的音楽機能不全」の状態。これに対して、事故や病気といった後天的な理由で音痴になった場合は、「失音楽症」といいます。

 

 

こう言うと、音痴が何か深刻な病気や障害であるかのような印象を受けますが、音痴は単に歌に関する能力が低いというだけで、日常生活には何ら支障はありません。

 

 

音痴という言葉は、転じて「方向音痴」「運動音痴」などという使われ方もします。音痴は多くの場合は矯正が可能ですので、音痴でお悩みの方は、こうした矯正法を試してみる価値はあるでしょう。

音痴の原因とメカニズム

音痴は、大脳右半球にあるとされる「音楽中枢」の発育障害による機能不全とされています。

 

 

音痴の原因は、遺伝と環境の双方にあるとされていますが、医学的にはまだよくわかっていません。

 

 

音痴は大きく分けて「運動性音痴」「感覚性音痴」の2つがあります。運動性音痴の人の場合、音楽(音程・音階・リズム)自体を聴き取る能力には特に支障はありません。しかしそれを再現するための肉体的条件(咽喉や筋肉の運動や呼吸の不備、あるいはそれらを引き起こす極度の緊張)に問題があり、その音楽を再現できない状態です。

 

 

一方、感覚性音痴の人の場合は、音楽の認知・理解・記憶自体に問題があります。そのため、当然正しく音楽を再現することができません。

 

 

この2種類の音痴、いずれも大概は矯正可能ですが、後者のほうが矯正は難しいようです。