ポップスとは
ポップス(pop's)とは、正確にはポップミュージック(pop music)と呼ばれる、音楽の一ジャンルです。
ポップスはポピュラー音楽の中でも、特に演歌やクラシック、ロックやジャズのような専門的な音楽を除いた、主に若年層をターゲットとした流行歌・歌謡曲を指します。ポップスの特徴は、恋愛や友情、怒りなどの感情やムードを歌い上げること。
ポップスの楽しみ方は、年代や性別によってまちまちです。例えば思春期の若者たちにおいては、うまく表現できない感情に悩む自分自身の姿を、ポップスの歌詞の中の登場人物に重ね合わせ、その歌に共感してゆくという例も多いもの。またその歌を歌う歌手たちも、この年代の若者たちの憧れの的となります。
逆に思春期を過ぎると、感情のみならず、男と女の駆け引きやファッション、ライフスタイルのように、そのポップスの曲調や歌詞の持つムード・フィーリングを味わうという楽しみ方も――ポップスの人気の背景には、こうしたわたしたちの「需要」があると言えるでしょう。
日本のポップス
ポップスは世界各国で多くの人に親しまれている音楽の一ジャンルです。
ポップスが好まれるのは、日本においても例外ではありません。日本でもポップスは独自の発展を遂げてきました。
日本のポップスの歴史の中で、特に際立った現象の例としては、80年代の「アイドル黄金時代」が挙げられます。この時期は、特に10代〜20代前半の若い「女性アイドル」が大活躍しました。
とはいえ、女性アイドルは歌唱力よりも容姿のほうが重視される傾向がありました。そのため、人気のあるアイドルにはいい曲が提供される反面、歌唱力がいま一つという例も多く、特に80年代後半にブレイクした「おニャン子クラブ」に至っては、「素人らしさ」を売りにしたため、プロ歌手としてのクオリティに達していないアイドルが多数いました。こうした状況の中で、多くの曲が名曲とはならずに「使い捨て」状態になっていったのです。
こうしたことを考えると、80年代は芸能界には活気があったかもしれませんが、ポップスそのものにとっては「冬の時代」だったと言えるのかもしれません。
80年代末になると、歌手には容姿だけでなくプロとしての実力も問われるようになり、アイドル黄金時代は終焉を迎えます。日本のポップスの新しい呼称として「J-POP」という言葉が登場したのもこの頃です。